
みなさんのうさぎさんはペット保険に加入していますか?
筆者は初めて獣医さんにいったとき、想定していたよりも医療費がかかるものなんだ!とその金額に驚いた記憶があります。
そんなある日、ショップでうさぎさんをお迎えしたときに「お迎えするときだけ入れる保険」について案内がありました。「医療費は高い。だけれども保険は必要なんだろうか・・?」となかなか決断ができずその時は加入を見送りました。
そして、ふと「うさぎさんのペット保険って実際どうなのだろうか?」と疑問に思い、いつものごとく値段から保障内容から、詳細を調べてみたためご紹介します。加入できる年齢なども合わせてご説明しますので、是非参考にしてみてくださいね。
目次
※筆者が愛用するマペット様のチモシーです。1袋約650円とリーズナブルかつ香りがとても良くおすすめです!ぜひお試しください。
1.うさぎさん向けの保険を比較しよう
'22年9月末時点で、うさぎさん向けに保険を出されている会社様は全部で4社ありました。それぞれの保険プランの中から、最もスタンダードと思われるものについて、月額料金と保障料等を横並びで見てみます。
プランのピックアップ条件は下の通りです。
各社プラン選定条件
1.「通院保障」がついていること
2. 保険料は約2,000~3,000円/月程度
3.「スタンダード」「ベーシック」「バランス型」等と称されている基本的なプラン
保険会社 | アニコム損保 | アイペット損保 | SBIプリズム少短 | ペットライフジャパン |
---|---|---|---|---|
保険名称 | どうぶつ健保ふぁみりぃ | うちの子キュート | プリズムコール | ペットライフ健保 |
プラン名 | ふぁみりぃ50%プラン | 50%プラン | オレンジプランⅡ | スタンダードプラン |
新規加入年齢 | 3歳11ヶ月まで | 1歳11か月まで※1 | 満11歳未満 | 4歳11ヶ月まで |
月額 1歳 | 2,500円 | 2,330円 | 3,130円 | 1,900円 |
月額 9歳 | 4,840円 | 6,120円 | 3,130円 | 1,900円 |
通院 | 日額10,000円まで※2 年間20日まで | 日額12,000円まで※2 年間22日まで | 日額4,000円まで 年間30日まで | 日額2,000円まで 年間25日まで |
入院 | 日額10,000円まで※2 年間20日まで | 日額12,000円まで※2 年間22日まで | 日額8,000円まで 年間30日まで | 日額5,000円まで 年間25日まで |
手術 | 1回100,000円まで※2 (年2回) | 1回60,000円まで※2 (年2回) | 1回60,000円まで (年2回) | 1回30,000円まで (年2回) |
※2 診療費の全額ではなく50%を保険会社が負担。例)6,000円支払った場合3,000円請求できる。
調べてみてわかったのが「保険会社によって特徴が大きく異なる」ということです。
なかでもアイペット損保様の"うちの子キュート"は加入条件が特殊で、提携するペットショップでうさぎさんをお迎えするときのみ加入が可能という条件がありました。以前、筆者が専門店で紹介されたのはアイペット損保さんの保険であったことがわかりますね。
比較的リーズナブルな保険であると感じたのが、SBIプリズム少短様・ペットライフジャパン様の保険です。ペットライフジャパンの保険については、一番上のスペシャルプランでも3,300円であり掛け金が少額であることがわかりました。

うーん。単純な比較は難しそうだね・・でも9歳になったときに掛け金が上がる保険とそうじゃない保険があるね。
そうだね。そのタイプだと1年ごとに保険料があがっていくみたい。


掛け金が多いほど保証料も多いようだね!ぼくはどれにしようかな?
年齢も注意が必要だよ!えっと・・・・・・・選択肢はほとんどないみたいだね・・・


・・・・
2.保険が使えないケースを把握しよう
実は、保険が効かないケースがあることをご存知でしょうか。
筆者もうさぎさんの保険を紹介されるまでは、高額な避妊や去勢手術なんかにも使えるものだと思っていたため、それなら入った方がいいかな・・と考えたほどです。しかし、調べてみると使えないケースがいくつかあることがわかりました。
保険加入を検討するにあたってこれらの情報は重要だと思いますので、事例をご紹介します。
適用になる例 | 適用にならない例 | |
---|---|---|
怪我・病気 | 骨折、ソアホック、がん、うっ滞などの治療費 | 地震や津波、台風などの天災による怪我、飼い主の過失による怪我 |
予防 | 治療のための処置(例:歯が伸びすぎてうっ滞になったときの歯のカット) | 爪のカット、歯の研磨、トリミング・グルーミング、サプリ、ワクチン、健康診断、マッサージ、避妊手術、去勢 |
その他 | 加入前からかかっている病気の治療、妊娠・出産、初診・再診料 | 不正咬合などの歯を起因とした病気、書類作成費、予防のための再診料 |
調べていてようやく理解しました。"これは保険なのだ"と。何を当たり前のことを。そうですね、人間の生命保険も健康診断や健康のための予防処置であったり、肩こり緩和のためのマッサージをしたところで保険適用にはならないですよね。
この考え方はうさぎさんの世界に当てはまるということですね。何かあった時のための保険、と考えるとわかりやすいかもしれません。
「もしも・万が一」の怪我や病気だけが保険適用対象。予防処置は対象外!
さて、一つ注意が必要なのが「不正咬合などの歯を起因とした病気」は対象外ということです。残念ながらこちらについては明確な理由が見つからなかったのですが、歯を理由とした治療が多すぎるからなのでは?という意見を見かけました。
そう考えてみると、うさぎさんの歯に関する病気はとても多いですよね。筆者と暮らす9歳のうさぎさんも、お医者さんに行くと必ず歯を切ってもらっています。
3.保険加入は必要なのか?
ここまで保険の詳細と、保険適用外の例についてみてみました。これらを受けてみなさんは保険が必要だと思われましたか?あるいは不要だと思われましたでしょうか。
この答えは様々ですが、筆者が考える「加入を検討する価値があるケース」と「加入しなくても問題ないであろう」ケースをご紹介したいと思います。
必要な人の例:急な出費は困るという方
必要ないであろう人の例:コツコツ貯蓄が得意な方
保険のプランによりますが、保険料の年額はおおよそ3~5万円程度です。うさぎさんの病気は急にやってくるもの、その年どれくらい病院に行くのかは予想ができませんよね。
とはいえ、人間のように健康保険システムがないため治療費は実費払いとなります。1,000円や2,000円で済むことはまずないでしょう。筆者が夜間の救急病院に行ったときは、約3万円その場で支払いが必要となりました。
そして筆者のたどりついた結論は「保険料の総額」と「年間にかかる治療費」はおおよそ同じくらい、もしくは病気が重いものであったりすると治療費の方が多めになるのではないか、という事です。
・・・となると、後は飼い主さんの金銭的負担や精神的負担が重要になってきますね。例えば、うさぎさんの治療費を毎月コツコツ貯められるという方はそれが保険料になるイメージです。これらを踏まえてどちらが自分に合っているのか?検討するのが良いのではないかと思いました。是非、参考にしてみてくださいね。

私は貯金苦手だなあ・・
お給料日はごちそうだもんね!


そんなこというならもう人参買ってこないよ・・
4.最後に
今回はうさぎさんの保険事情について、気になるお値段から保障内容まで調べた結果をご紹介しました。
冒頭でご説明したように、うさぎさんをお迎えする際に決めなくてはいけない商品もあります。自分にとって保険が必要であるか?事前に頭の中に描いておけば、筆者のようにショップで戸惑うこともないかもしれませんね。
また保険会社様によって、色々な種類のラインナップがありましたので、気になった方は是非見てみたください。この記事が参考になりましたら、下のボタンからツイートしていただけると嬉しいです。
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