写真のうさぎさんは9歳になる高齢うさぎさんです。しかし、おやつを発見すると走り回って、台所までついてきて、ジャンプして、気に入らないことがあると怒って、機嫌が良いと一緒に寝てくれるし、人の顔を舐めるし・・・
というようにまだまだ元気いっぱいです。しかし、年齢を重ねるにつれ病気もしやすくなり、獣医さんに行く頻度が増えてしまいました。
さて、うさぎさんの9歳は人間でいうと何歳なのか?病気にはかかりやすいのか?
今回は、9歳のうさぎさんの実態をご説明します。9歳になってにかかった病気や、ご長寿うさぎさんを目指すにあたって気を付けたいポイントなど、合わせて紹介したいと思います。
目次
※筆者が愛用するマペット様のチモシーです。1袋約650円とリーズナブルかつ香りがとても良くおすすめです!ぜひお試しください。
1.9歳のうさぎさんはご長寿?人間で言うと何歳?
うさぎさんの年齢と、人間に換算したときの年齢早見表を以下に記載します。
うさぎさんの年齢 | 人間に換算すると? |
---|---|
0か月 | 0歳 |
1か月 | 2歳 |
2か月 | 5歳 |
3カ月 | 7歳 |
6か月 | 13歳 |
1歳 | 20歳 |
2歳 | 28歳 |
3歳 | 34歳 |
4歳 | 40歳 |
5歳 | 46歳 |
6歳 | 52歳 |
7歳 | 58歳 |
8歳 | 64歳 |
9歳 | 70歳 |
10歳 | 76歳 |
11歳 | 82歳 |
12歳 | 88歳 |
13歳 | 91歳 |
14歳 | 98歳 |
15歳 | 102歳 |
こちらの早見表から9歳のうさぎさんは、人間でいうと70歳であることがわかります。70歳というとどのようなイメージでしょうか?
筆者がうさぎさんを飼い始めた約10年前、うさぎさんの寿命は8~9歳、10~11歳は大往生と言われたことがあります。
今は医療の進歩、適切な飼育方法の普及、飼育グッズや食べ物のおかげで寿命がどんどん長くなっているのだとか。先日ペットショップでうさぎさんを迎えた際は、寿命が10年ということもおっしゃっていました。また、ネザーランドドワーフはうさぎさんのなかでも長生きをする個体が多いようです。
という訳で、現在の環境で9歳というのはご長寿というには少し早いのかもしれませんね。
うさぎさんと人間の年齢について言うと、うさぎさんが1歳の場合、人間に換算すると20歳、一気に成人になることがわかります。確かに、体重などが落ち着いてくるのが6か月あたりですよね。
それ以降は、1歳としを重ねるごとに、人間でいうとおおよそ6歳ずつ歳をとっていくイメージです。
人間も最近、人生100年時代などとよく耳にしますが、もしかすると15歳生きることが当たり前になる日がくるのかもしれませんね。筆者も自分のうさぎさんとは、ずっと一緒にいられたらなあと思う毎日です。
年齢がすぐにわかる便利な定規
ご参考まで、うさぎさんの年齢がすぐにわかる便利グッズをご紹介します。Caro社様が販売している文具「ウサギメモリ」です。こちらはうさぎさんの年齢と人間の年齢が並行に記載してある定規(スケール)です。筆者は何年か前に参加したうさぎフェスタのショップで購入しました。
ウサギとの時間が大切に思える「ウサギメモリ」 | caroretail
こちらはネコさん用のスケールもあるのだとか。コンパクトなので会社の机の中に入れていて、ふとしたときに自分のうさぎの年齢を確認しています。厚さもしっかりしていて頑丈なので、文具としても普通に使いやすいのでおすすめです!
2.9歳になってみられた身体の変化
毛並みが悪くなる
左が9歳のうさぎさんの毛並み、右が子うさぎの頃の毛並みです。子ウサギの毛並みは、ツヤツヤ・ふわふわなことがわかります。
これは人間の髪の毛にも言えそうですが、年齢と共にツヤが無くなっていくようですね。。
食欲が低下する
昔は、野菜を置いた瞬間に、一瞬でなくなるほどの勢いで食事をしていましたが、徐々に食べる量が減っていきました。食事のペースも心なしか遅いような気がします。
でもおやつは別腹のようで、ジャンプして走り回って、隙あらば封を切ろうとする。これは昔から変わらないのです。
寝転がりやすくなる
特に走り回った後や、はしゃいだ後、すぐに横になることが多くなりました。
横になると「あれ?もしかしてくつろいでいる!?」と喜んだものですが、さすがに横になる回数が多くなってきましたので、単純にくつろいでいるだけではなく、疲れてしまっているのではないか?と推測しています。
便のサイズが小さくなる
うさぎさんの便は健康のバロメータです。小さい頃と比べ、だんたんと便のサイズが小さくなってきました。これは、上の食欲の低下ともかかわりがあるようですね。
胃腸うっ滞を起こしやすくなる
小さいころはほとんど縁がなかったうっ滞も、9歳になると頻繁におこるようになりました。特に気圧の上がり下がりが影響しているようで、天気が悪い日の朝、何も口にしなくなってしまうことが多いのです。
お医者さんによると、台風の日は動物病院がうさぎさんの駆け込み寺になるとか・・時には夜中に体調が悪くなって、救急病棟に行くこともありました。
病気がちになる
筆者のうさぎさんは、9歳になって初めてエンセファリトゾーン症(傾斜)を発症してしまいました。
ある日突然、起き上がった時によろついたため、急いで動物病院に行ったところ傾斜であることがわかりました。お薬を飲んで今は回復していますが、今後も気圧の変化などによって再発してしまう可能性もあるようです。
でもいくつになっても、かわいらしいことには変わりありません。そんなうさぎさんのご長寿のために実施したいことを、次の項でご説明します。
3.ご長寿うさぎさんを目指そう!
健康チェックは毎日実施しよう
主にチェックしたいポイントは以下です。掃除の際やうさぎさんと遊びながら、健康状態を確認します。こちらについては詳細を別の記事で書きたいと思います。
食欲、体重、便のサイズ・毛の混入、尿の色、おなかの張り具合、目やに、鼻水・よだれが無いか等
これらに加えて、いつもと違う様子や気になることがあったら、動物病院で診てもらうことが推奨されます。筆者は、おやつを与える時に食べようとしなかったら、すぐに病院にいくようにしています。経験上、うっ滞になってしまっていることが多いです。
身体にいい食べ物を
身体によい食べ物をたべる、というのは人間と同じです。うさぎさんが喜ぶとしても、脂質や糖分の与えすぎには特に注意が必要です。
以下の記事に与えていい野菜と絶対に与えてはいけない野菜をまとめていますので、よろしければ参考にしてくださいね。
うっ滞予防:①マッサージ、②ブラッシング、③部屋の温度管理
高齢のうさぎさんと切っても切り離せないうっ滞。飼い主の手ではどうにもならないこともありますが、日々できる限りの予防をしてあげたいですね。
季節の変わり目は、ブラッシングを必ず行うようにしましょう。換毛期の毛はどうしても胃腸に混ざってしまいがちですが、ブラッシングをしてあげることで、極力混じってしまう毛を少なくすることが出来ますよね。
また部屋の温度管理も重要なポイントです。体温調整が苦手なうさぎさんのために、エアコンやヒータでの温度管理をしてあげましょう。
安心・安全なお部屋に
うさぎさんの骨はもろく、床ですべったり、高いところではしゃぎすぎて転落したりすると、命にかかわる怪我をしてしまいます。
また高齢うさぎさんは足の力が弱ってきて、少しの段差でも思うように飛べなくなったりします。そこで筆者も極力小屋と床に段差が付かないよう、バリアフリーなお部屋になるように、気を付けています。
4.最後に
今回は9歳のうさぎさんを参考に、高齢うさぎさんにみられる身体の変化や、ご長寿うさぎさんを目指すために気を付けたいことをご紹介しました。
かわいくて、モフモフしてて、大切な家族であるうさぎさん。少しでも長く一緒にいたいですよね。毎日うさぎさんの健康をチェックして、少しの体調変化にいちはやく気づいてあげることが大事だなと思う今日この頃です。
ご長寿うさぎさん情報もお待ちしております!是非ツイートボタンから教えてくださいね。
よろしければこちらもクリックお願いいたします!
ブログを始めるならお名前ドットコム!